古希になった医者のブログ

現役を引退し束縛が無くなった医者の好き勝手な話です

古希になって

古希というのは、杜甫という古い中国の詩人の「人生七十古来希なり」という一節からきた言葉で、古くから七十歳まで生きる人は少ない、という意味です。もちろんこれは昔の話で、今では七十歳でも元気な人が殆どですよね。でも実際に自分がその歳になってみると、体力が落ちた、新しいことが覚えられない等々、やはり若い頃とは違う、ということもヒシヒシと感じます。しかし感覚だけはまだ落ちていないんじゃないか、と強がる気持ちも残っているんです。

ともあれ七十歳になったので、医療の現場からは殆ど退き、時間に余裕もできて自由気儘な立場になりました。それでこれまでは現役の医師として言えなかったこと、タブーだったことでも、思う通り遠慮なく表現しても良いのではないか、という気持ちにもなってきたのです。

と言うことで今後は、好き勝手に胸の内を吐き出していこうと考えています。